朝霧の湖から、湯の町へ — 愛犬と歩く由布院

由布院の朝は、霧からはじまる。 温泉水と湧き水がまじる金鱗湖には、秋から冬の冷えた朝、湖面から霧が立ちのぼる。まだ人の少ない湖畔を、うちの子と歩く。リードの先の足音と、水鳥の声だけが聞こえる。 湯の町・由布院は、犬と歩くのに、ちょうどいい大きさの町だ。駅から湖まで、およそ一・五キロ。その道すがらに、ペットと入れる店が点々と続いている。 --- 朝霧の湖畔を、いちばんに 旅の始まりは、朝の金鱗湖がいい。一周およそ四百メートルの小さな湖を、ゆっくりひとまわり。 観光客で賑わう昼とは別の顔がある。霧のむこうに鳥居が透けて、湖面に立つ湯気がゆれる。うちの子の息も、少し白い。 --- 湯の町を、そぞろ歩く 湖から駅へ続く湯の坪街道は、由布院いちばんの賑わい。食べ歩きの匂いに、うちの子の鼻が忙しくなる。 抱っこできる子なら、名物の人力車にも一緒に乗れる。車夫さんの語る町の話を聞きながら、ゆっくり流れる時間。 --- 由布岳と、記念の一枚 町を少し離れて、車で狭霧台へ。由布院盆地と由布岳を一望する展望台だ。 朝は雲海、昼は町並み、夕方は影絵のような山。どの時間に来ても、うちの子との一枚が絵になる。 --- 湖畔のパンと、コーヒーと 歩き疲れたら、金鱗湖のほとりのベーカリーカフェへ。湖を望むテラス席で、自家焙煎のコーヒーとオープンサンド。 足元で丸くなるうちの子と、湖を渡る風。午後の由布院は、こんなふうにゆっくり使うのがいい。 --- 離れの宿で、湯の夜を 泊まるなら、由布岳を望む和モダンの宿へ。専用ドッグラン付きの離れなら、大型犬も一緒に過ごせる。 源泉かけ流しの貸切露天に浸かって、一日の終わり。障子のむこうで、うちの子がもう夢の中にいる。 --- 朝霧の一日 7:30 ─ 金鱗湖へ。朝霧の湖畔をひとまわり。 9:00 ─ 湯の坪街道をそぞろ歩き。食べ歩きと町中アート。 11:30 ─ 車で狭霧台へ。由布岳と町を一望。 13:00 ─ 金鱗湖畔のカフェで遅めの昼。テラスでのんびり。 15:00 ─ 宿へ。離れのドッグランと貸切露天で、湯の町の夜を。 ペット可の条件は変わることがあります。おでかけ前に、各施設の最新情報をご確認ください。

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