エメラルドの橋を渡って — 愛犬と、沖縄の島時間

沖縄の海の色は、写真の加工ではなかった。 古宇利大橋を渡るとき、窓の外に広がるエメラルドグリーンに、思わず声が出る。後部座席のうちの子も、窓に鼻を押しつけている。 南の島は、犬連れの旅を拒まない。並木の木陰があり、海辺のテラスがあり、庭付きのヴィラがある。急がない旅を、いちばん深く味わえる場所だ。 --- 二キロの橋の、向こう側 沖縄本島の北、エメラルドの海に一直線にのびる古宇利大橋。渡った先の小さな島には、静かな浜辺が待っている。 波打ち際を、うちの子と歩く。砂に残る足あとが、二種類。それだけで旅の目的は、もう果たされた気がする。 --- 二万本の、木陰の道 本部半島の備瀬集落には、樹齢数百年のフクギが二万本、防風林として連なっている。 強い日差しの沖縄で、ここだけは深い木陰。さらさらと葉の鳴る小路を、犬と並んでゆっくり歩く。時間の流れが、集落ごと昔のままだ。 --- 白い坂道と、飛行機と 那覇空港のすぐ南、瀬長島ウミカジテラスは、白い建物が斜面に連なる地中海のような場所。 坂の小道を犬と登っていくと、頭の上を飛行機が降りてくる。海と空と、離着陸。うちの子の耳が、そのたびにぴくりと動く。 --- ビーチの見えるテラスで 豊崎美らSUNビーチのリゾートカフェは、テラスからパノラマの海。ワンコ同伴OKの特等席だ。 タコライスを頬ばりながら、海風にあたる。食後はそのままビーチを散歩。沖縄の午後は、これくらい何もしないのがいい。 --- 海沿いのヴィラで、島の夜を 泊まるのは、西海岸・恩納村の海沿いの一軒家。万座毛や真栄田岬など、絶景スポットがすぐそこにある。 夕陽が海に落ちるのを、うちの子と庭から眺める。波の音だけの夜。島時間の締めくくりに、これ以上はない。 --- 北部をめぐる一日 9:00 ─ 古宇利大橋を渡る。島の浜辺をゆっくり散歩。 11:30 ─ 備瀬のフクギ並木へ。木陰の集落をひとまわり。 14:00 ─ 南へ移動しながら、海沿いをドライブ。 16:00 ─ 瀬長島ウミカジテラスで、坂の散歩と飛行機見物。 18:00 ─ 恩納村のヴィラへ。庭から夕陽を見送る。 ペット可の条件は変わることがあります。おでかけ前に、各施設の最新情報をご確認ください。

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